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2017年 05月 07日

商店の包装紙22 『松壽軒 長崎』

【松壽軒 長崎の包装紙】
商店の包装紙22 『松壽軒 長崎』_f0191673_08054073.jpg

 「にしごおり、和菓子の世界」展を南アルプス市野牛島のふるさと文化伝承館で観覧した際、西郡の和菓子店としてイメージした店舗の一つが、かつての五明村荊沢の「松壽軒 長崎」である。

  [『にしごおり、和菓子の世界』展]
    http://kaz794889.exblog.jp/27784517/

 掲載の包装紙は、同店で昭和初期頃に使用されていたと思われるものである。
 「山梨・まち「見物」誌 ランデブー vol17」(2004年10月)の松壽軒 長崎の4代目店主へのインタビュー記事等によれば、創業は明治24年、創業時には翁飴という水飴と、砂糖や寒天を煮詰めた飴を製造しており、二代目店主が煎餅や餅菓子を製造するようになったという。
 なお、同展に展示されていた南アルプス市内における和菓子店の所在地を記した地図によると、松壽軒長崎は4代目主人が亡くなられた後、営業を止められたとのことである。


  
















【松壽軒 長崎の店舗正面】
商店の包装紙22 『松壽軒 長崎』_f0191673_15113022.jpg

 駿信往還(国道52号線)沿いの、大正末期に建設された松壽軒長崎の店舗である。 
 同店舗は平成10年1月16日に国の登録有形文化財に指定されている。
 なお、同店舗について「山梨の文化財ガイド(山梨県内の国・県指定文化財のデータベース)」(山梨県の公式HP)には次のとおり記されている。

 和菓子づくりを営む家の店舗。韮崎から静岡へと通じる国道52号(富士川街道)が鍵の手に曲がる場所に位置する。寄棟造、平入の土蔵造町家で、軒先を持送状に3段に重ねるなど重厚な外観を持つ。街道の要所に建つ老舗として広く親しまれている。










【同店舗の北側側面】
商店の包装紙22 『松壽軒 長崎』_f0191673_15121756.jpg

























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by kaz794889 | 2017-05-07 09:16 | 商店の包装紙 | Comments(0)


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