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2013年 11月 16日

曹洞宗 正重院 (廃寺)

【正重院 観音堂跡】
曹洞宗 正重院 (廃寺)_f0191673_175866.jpg
  南アルプス市徳永地区の現在は廃寺となった曹洞宗正重院跡を訪ねた。
  当寺は天正17年8月に創立し、開山は序方和尚、旧寺領は除地250坪の寺院であったが、檀家を持たなかったことなどから寺が振るわず、昭和27年に正式に廃寺になったという。
  慶応4年の記録では、堂舎一宇(横四間半、縦七間一尺)、観音堂(横二間、竪三間)などの記録が記されている。 
  写真の建物は、正重院の観音堂であった建物であり、廃寺後も残されている唯一の建物である。
  廃寺後この建物は、夜景詰所に使われるなどし、現在は地元消防団の消防ポンプ格納庫に使用されている。




【後方側面からの観音堂跡】
曹洞宗 正重院 (廃寺)_f0191673_1759445.jpg
  観音堂当時の面影は殆ど残されていないが、僅かに残されている屋根の破風の格子や装飾が、寺の名残りを留めている。




【旧境内地内に残る石造物】
曹洞宗 正重院 (廃寺)_f0191673_17594281.jpg
  観音堂の裏手に残る正重院時代の石造物である。



【正重院 本堂のあった跡】
曹洞宗 正重院 (廃寺)_f0191673_1801451.jpg
  現在は写真のとおり地区館が建てられているが、この場所には近年まで正重院の本堂跡が残されていた。




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by kaz794889 | 2013-11-16 18:38 | 寺院 | Comments(0)


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