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2009年 11月 22日

第21回総選挙・翼賛選挙

【山梨常会資料 第28号(昭和17年3月31日発行)】
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 第20回総選挙により選ばれた衆議院議員の任期満了に伴い、昭和17年4月2日に公示され4月30日投票となった第21回総選挙は、翼賛政治体制協議会推薦候補者を中心に戦われた、いわゆる翼賛選挙といわれている。
 この選挙は全国で1077名が立候補し、翼賛政治体制協議会による推薦者381名、非推薦者85名(当時の衆議院議員の定数は466名)が当選している。

【衆議院議員選挙投票所入場券(表面)】
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 左の衆議院議員選挙投票所入場券は、第21回総選挙における西山梨郡内某村の入場券であり、その余白にはこの選挙におけるスローガンである、「国思う一票、国思う人へ」「大東亜築く力だこの一票」が刷り込まれている。
 この選挙における山梨県内(山梨全県区の定数は5名)の立候補者は13名、その内翼賛政治体制協議会が推薦した、いわゆる推薦候補者が5名、非推薦候補者は8名であった。
 昭和17年4月30日に実施された投票の結果、推薦候補者が4名(高野孫左衛門、今井新造、田辺七六、堀内一雄)、非推薦候補者が1名(平野力三)当選している。
 この選挙は戦前期における最後の総選挙であり、男性のみに参政権が与えられていた最後の総選挙でもあった。



【衆議院議員選挙投票所入場券(裏面)】
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by kaz794889 | 2009-11-22 22:34 | 選挙 | Comments(0)


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