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2009年 05月 08日

平塩岡と甲斐源氏旧蹟碑

 旧市川大門町(現在:市川三郷町)の甲府盆地を見渡す小高い丘は平塩の岡と呼ばれ、甲斐源氏の祖、源義清が館を構えた地と言われている。
 この平塩の岡にある熊野神社の東側に現在も建つ碑が『甲斐源氏旧蹟碑』である。

━甲斐国市川 甲斐源氏旧跡━
 明治41年頃の甲斐源氏旧蹟碑の景観である。
平塩岡と甲斐源氏旧蹟碑_f0191673_22221096.jpg


 甲斐源氏旧蹟碑は明治18年3月に当時の西八代郡長であった依田孝が有志と図り、甲斐源氏の名跡を後世に残し伝えるために建立した銅製の碑である。
 碑の表面『甲斐源氏旧蹟碑』の題字は太政大臣三条実美の揮毫、碑の三面に刻まれている漢文は重野安繹の撰文、書は長三州によるものであり、漢文には源義清や当該費建立の経過が刻まれている。

【甲斐源氏旧蹟碑建設の寄付金案内】
平塩岡と甲斐源氏旧蹟碑_f0191673_22223249.jpg


 西八代郡長であった依田孝による、銅碑の仕様概要と碑の建設費用に関する寄付金の勧誘を内容とした案内である。年代の記載はないが、碑の建立以前である明治16~17年頃のものと思われる。


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by kaz794889 | 2009-05-08 23:05 | 史跡 | Comments(0)


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