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2016年 03月 13日

甲府の観光土産品 おかいこ人形

【甲府 土産品のしおり】
f0191673_17594772.jpg 甲府土産品協会が昭和20年代末頃に発行した「甲府 土産品のしおり」である。
 甲府土産品協会が務めて良い土産品を提供するために推奨制度を設け、優良土産品には推奨マークを添付して販売していること。また、甲府駅前、湯村温泉、御嶽昇仙峡における、そうした推奨土産品の販売店を案内している。

 昭和25年10月の毎日新聞社主催の全国観光地百選において、御嶽昇仙峡が渓谷の部第一位となったことや、そうした背景を踏まえて昭和27年8月に、甲府市と甲府観光協会により京浜地域及び静岡方面において実施した、第一回観光キャラバン隊の巡回などの観光宣伝施策が当時は行われていた。






















【しおりの内容】
f0191673_18000478.jpg 甲府の観光土産品として、「月の雫」、「水晶」といった土産品が記されている。
 こうした土産品の殆どは、現在も販売されている土産品であるが、「おかいこ人形」については、現在では知られていない土産品ではないだろうか。
 
 「おかいこ人形」は、山梨県産の繭を材料にして作られた人形であり、昭和4年頃に繭を材料に「潮汲み」や「藤娘」などの歌舞伎人形や舞踊人形が作られ、こうした人形が「おかいこ人形」と名付けられていたが、その後、製作者が東京に転出し中断していたが、昭和26年に新たな製作者により、繭でこけしを作成したところ、当時の観光ブームから好評を得、昭和28年度の山梨県観光土産品物産展で最優秀となり、25種類程度の人形が作成されていたという。
 







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by kaz794889 | 2016-03-13 20:47 | 観光案内 | Comments(0)
2016年 03月 08日

森島弥十郎の墓

【森島弥十郎の墓】
f0191673_22525566.jpg 森島弥十郎は宝暦11年に都留郡谷村の絹問屋「島屋」を営む森島利八の嫡男として生まれ、諱を基進(きしん)、字を子与(しよ)、桂園(けいえん)と号している。

 弥十郎は好学の人物であり、安永7年、18歳の年に父に請うて江戸に遊学し、大学頭林家の門に入り昌平黌において、大学頭林述斎をはじめとしたすぐれた学者について儒学や諸子の学問を究め、同門には市河米庵、雲室了軌などがいたという。
 その後、天明2年、22歳の年に父の失踪がにより帰郷し家業を継ぐとともに、寛政中期には自宅を塾舎にあてた「朋来園」を開き、郡内地方をはじめとした郷党子弟のために漢学を中心とした諸学を授けていた。

 寛政10年12月に甲府勤番追手勤番支配に任ぜられた滝川長門守利雍に対し、寛政12年に幕府文教主宰 林大学頭衡から甲斐国の地誌編纂が命じられたことから、滝川は国中三郡(山梨、巨摩、八代郡)の編纂主任に甲府学問所教授の富田武陵を、郡内領の編纂主任に森島弥十郎を命じている。文化2年7月に御小姓組頭に転出する滝川は、後任の追手勤番支配である松平伊予守定能に地誌編纂を引き継ぐに際し、森島弥十郎の用ゆべきを強調したという。その後、文化11年に甲斐国の地誌である「甲斐国志」が完成し、幕府への献進が終えると松平定能から森島弥十郎に対し慰労のことばと白銀が賞賜されている。
 「甲斐国志」完成後の文政4年10月13日、森島弥十郎は60歳で生涯を終えている。
 写真は森島弥十郎の墓所であり、墓石の中央「釈道仙居士」が弥十郎の法名である。大正10年6月に墓所は山梨県の史跡に仮指定されており、大正13年3月には「名ハ其進、字ハ子与、本町ノ人ナリ、学ヲ林家及昌平塾ニ修メ、業成リテ後郷ニ帰リ、専ラ育英ヲ事トス、文化中、甲斐国志ノ編纂ニ功アリ、曾テ凶歳ニ当リ穀三百九十俵ヲ出シテ郷里ヲ賑スト云、文政四年没ス、享年六十、此処ニ葬ル」と刻まれた墓石右側の「森島弥十郎之墓」の標柱が建立されている。


【森島子与墓表】
f0191673_22531177.jpg 墓石の左側に建つ「森島子与墓表」は、森島弥十郎を慕う門下生たちが追慕の念を表すために、撰文を林大学頭(林述斎の三男)、揮毫を市川米庵、彫刻を広瀬群鶴による追恩の碑として、文政8年12月に建立されている。

 なお、森島家所蔵の甲斐国志編纂資料は、森島弥十郎の子孫から昭和51年に都留市に寄贈されており、平成5年1月18日には「甲斐国志編纂資料」として都留市の指定文化財(歴史資料)に指定されている。
 





























【都留市谷村横町 専念寺】
f0191673_22543288.jpg 森島弥十郎の墓所がある、都留市谷村横町の真宗大谷派 向富山 専念寺である。






















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by kaz794889 | 2016-03-08 05:40 | 山梨県指定仮史跡 | Comments(0)