<   2015年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2015年 10月 25日

蓮経寺の石垣

【蓮経寺の本堂】
f0191673_20385128.jpg 南アルプス市桃園の松久山 蓮経寺は、元和年間(1615年~1624年)に開山されたという日蓮宗寺院であり、境内には本堂、日朝堂、七面堂などの建造物が建立されている。

 また、蓮経寺には江戸末期に築かれたという巾六尺、長さ六十間、高さ五尺といわれる石垣が境内西側の道路に沿って残されている。
 





 










【蓮経寺の石垣】
f0191673_20390529.jpg 石垣は水害が発生した場合に境内の墓地を護る目的で築かれたものであり、石垣の西側(写真の右側)直線約600m先には大和川が流れている。
 
 かつての桃園村地内においては、文化元年9月、同2年、同13年8月、文政11年6月、天保6年7月、同8年8月と、大和川の堤防決壊、大破などによる周辺地内における水害が発生している。

















【境内側からの石垣】
f0191673_20383855.jpg 
























【蓮経寺石垣の北側端】
f0191673_20385995.jpg 道路に面した石垣の一部は道路工事の際に改修されているということである。
 写真は現在残されている石垣の北側端であるが、ブロック塀となっている先も、かつては石垣が築かれていたのだろう。



















にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。



by kaz794889 | 2015-10-25 21:53 | 寺院 | Comments(0)
2015年 10月 24日

甲府柳町御大礼記念の飾り幕と道祖神幕絵の面影

【奉祝 御大礼紀念 甲府市柳町通り】
f0191673_12141351.jpg 
 大正4年11月10日の京都御所紫宸殿における即位の礼、11月14日から15日にかけての大嘗祭など、11月10日から15日にかけての大正天皇御大典を祝した100年前の甲府柳町通りの景観である。

 通りには多くの人々と山車。また、両側の商家の軒先をつなぐように奉祝の飾り幕が掲げられている。












【道祖神幕飾り付けの面影】
f0191673_12164441.jpg 江戸中期以降の甲府商人の隆盛に伴い発展していった甲府の道祖神祭は、町内ごとに物語絵や名所絵などの画材を決め、江戸の浮世絵師や京都の絵師などに幕絵の製作を依頼し、幅5mから10mに及ぶ長大な飾り幕が甲府の街に飾られており、柳町の画材は一丁目が二代広重の「田舎源氏」、二丁目が岸連山の「京都名所」であり、写真の位置にあたる柳町三丁目は広重筆の「東海道五十三次」であったという。

 明治維新御の明治4年から7年にかけての生活習慣に変化を強いる布達や禁令が、政府や山梨県から発せられる中、明治5年11月4日に山梨県令土肥実匡の名により山梨県内に広く行われていた道祖神祭礼を取り締まる「道祖神祭礼取締の義」が発せられ、甲府道祖神祭も廃せられ、広く知られていた幕絵も不要となり処分、転用がなされている。

 甲府道祖神祭が廃された明治5年の布達から今年は143年目を迎えるが、写真に写る大正4年の景観は明治5年から43年目の年であり、廃止前の賑わいや幕絵の飾付作法を知っている多くの人々が活躍する時代でもあることから、前記の写真に写る奉祝飾り幕が掲げられた景観に、かつての甲府道祖神祭の面影が写されているのではないだろうか。

 







【峡中新聞 第四号(明治壬申[五年]十一月)】
f0191673_13125419.jpg  【峡中新聞第四号掲載の「道祖神祭礼取締ノ義」】
f0191673_13125739.jpg
 明治5年11月4日に山梨県令土肥実匡の名により発せられた「道祖神祭礼取締の義」と、掲載された峡中新聞 第四号である。



にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。



by kaz794889 | 2015-10-24 16:52 | Comments(0)
2015年 10月 12日

坂下門から鍛冶曲輪に下りる階段

【(甲府名所)舞鶴公園】
f0191673_06461827.jpg 天守曲輪と台所曲輪の境から鍛冶曲輪に下りる位置に設けられていた門が坂下門である。
 写真の位置を現在の甲府城で説明すると、武徳館から恩賜林記念館の裏手に下る階段であり、近代になって建造されたものである。
 
 石垣の左側上部の土蔵は、明治44年に開設された教育会附属図書館である。















【現在の同位置】
f0191673_06462433.jpg 左の建造物は昭和28年に建設された恩賜林記念館である。
 





















にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。



by kaz794889 | 2015-10-12 07:29 | 甲府城 | Comments(0)
2015年 10月 04日

新笹子隧道の開通と急行甲斐号

【期待される「東京行急行直行バス」の路線新設】
f0191673_20373189.jpg 新笹子隧道開通記念として、県民祝賀実行委員会が発行した冊子『躍進する山梨』中の1頁である。
 昭和33年12月7日に開通した国道20号線(甲州街道)の新笹子隧道開通は、東京と国中地方を最短距離で結ぶ国道20号線を妨げる笹子峠に風穴を開けた大きな出来事であり、新笹子隧道を経由して東京に向かう急行直通バスの運行開始に大きな期待が寄せられていた。

 

 











【新宿━昇仙峡 急行甲斐号乗車券】
f0191673_20373672.jpg
【同乗車券[裏面]】
f0191673_20374106.jpg 新笹子隧道開通後の昭和34年7月5日、山梨交通、京王帝都電鉄、富士山麓電気鉄道(現在の富士急行)との相互乗り入れによる昇仙峡・新宿間急行バスの運行が開始されている。
 写真は山梨交通の「急行甲斐号」乗車券である。


























にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。



by kaz794889 | 2015-10-04 21:13 | Comments(0)