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カテゴリ:富士登山 勝地漫画( 6 )


2015年 05月 02日

【富士登山勝地漫画】 6 「五合目」

【「富士登山勝地漫画」の内 五合目】
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 昭和16年7月発行の鉄道省山岳部編『日本山岳案内 7 富士山 富士山麓』によれば、五合目について「五合目は何時も登山者が惑つく処であって、又不平を洩らす所である。それは五合目から六合目に至る附近は、茶店が10数軒建っていて、その何れもが五合目という杭を出しているからである。確かに初めの茶店の処で五合目とあるから、此処が五合目かと思って過ぎると、次の小舎に又五合目の札があるという具合に、何れが五合目であるか判定に迷うようなことが多い。」と記している。

 五合目からは登山道も次第に険しくなり、乗馬や駕篭による登山は五合目が終点となっている。

 











【五合目雑貨店】

f0191673_16381637.jpg 五合目は森林帯と火山礫帯の境界付近であることから「天地の境」とも云われている。

 五合目には明治40年に巡査派出所が、大正9年には救護所が開設されている。また、小屋にしても一番設備が整っていたという。














【五合目 中宮稲荷】
f0191673_16380802.jpg 上記の写真の中央奥に位置するのが、中宮稲荷である。
 明治以降に北口本宮冨士浅間神社の境外末社になったという。 
















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by kaz794889 | 2015-05-02 18:01 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)
2015年 04月 25日

【富士登山勝地漫画】 5 「三合目」

【「富士登山勝地漫画」の内 三合目】
f0191673_11442632.jpg 二合目から六町二十五間ほど登ると、三合目にあたる「中食堂」と呼ばれる場所となる。
 昭和16年7月発行の鉄道省山岳部編『日本山岳案内 7 富士山 富士山麓』には、「小室浅間神社のある二合目の茶屋を過ぎると、四辺の林相は針葉樹林に変り始め、昼なほ暗い原始林相を見せている。」と記されている。

 中食堂とは、早朝に吉田の町を発った登山者がここで昼食をとることから、中食堂と称されるようになったという。
 
 















【(吉田口登山実況)三合目】
f0191673_11443325.jpg 大正末期から昭和初期頃の三合目中食堂の状況である。
 小屋に挟まれた中央が登山道であり、右側が谷側、左側が山側である。また、正面の建造物は、三神(道了、秋葉、飯綱)を祀る三社宮である。


















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by kaz794889 | 2015-04-25 12:29 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)
2014年 03月 02日

【富士登山勝地漫画】 4 「馬返し」

【「富士登山勝地漫画」の内 馬返し】
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 「馬返し」はその名のとおり、冨士浅間神社から馬に乗って、この地点で馬を返し、ここから徒歩による登山となったことによる。
 「馬返し」の図に自動車が描かれているとおり、富士山自動車株式会社が昭和4年に冨士浅間神社の裏から馬返しの間に自動車専用道路を開墾し、タクシーによる輸送を開始したが、昭和12年からは50人乗りのバスが運行され、その当時、既に馬を利用するのは馬返しから五合目までになっており、実行上における馬返しの意味は、五合目と云っても差し支えない状況であったという。




【(北口途上) 馬返シ】
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  昭和初期に発行された、馬返しの絵葉書である。



【(富士登山) 馬返シ】
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 前記の絵葉書より古い、大正初期頃の馬返しの様子である。  



【冨士山近傍圖 五万分一山嶽圖】
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by kaz794889 | 2014-03-02 12:30 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)
2014年 02月 16日

【富士登山勝地漫画】 3 「大石茶屋」

【「富士登山勝地漫画」の内 大石茶屋】
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  大石茶屋は中の茶屋と馬返の間にあったが、現在は一部の部材を残して小屋は倒壊しているという。
  絵図に「つつじヶ原」とあるように、大石茶屋の向かいはレンゲ躑躅の群生地である。



【富士山麓つつじヶ原の蓮華つつじ】
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  中の茶屋から大石茶屋に至る中間一帯は、レンゲツツジの群落地である。



【「つつじの丘へ新緑の山に」】
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  昭和初期に山梨県が発行した、つつじの名所案内である。
  当時の山梨県内におけるつつじの名所は、富士山麓の躑躅ヶ原、八ヶ岳山麓の躑躅、甘利山の躑躅であり、このチラシも三か所の名所を案内している。




【冨士山近傍 五万分一山嶽圖】
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by kaz794889 | 2014-02-16 16:09 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)
2014年 02月 14日

【富士登山勝地漫画】 2 「中の茶屋」

【「富士登山勝地漫画」の内 中の茶屋】
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  北口本宮冨士浅間神社の登山門を起点とする吉田口登山道の最初の茶屋が中ノ茶屋である。
  その由来は登山門と馬返しまでの概ね中間にあたるためという。



【(北口途上) 中ノ茶屋】
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  昭和初期の中ノ茶屋である。
  富士登山勝地漫画の「中ノ茶屋」はこの絵葉書をモチーフに描かれた感がある。



【吉田口 中ノ茶屋】
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  明治40年代の中ノ茶屋である。



【冨士山近傍 五万分一山嶽圖】
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  大日本帝国陸地測量部が昭和11年6月30日に発行した「冨士山近傍 五万分一山嶽圖」である。
  中ノ茶屋附近について、鉄道省山岳部編『日本山岳案内 7 冨士山・富士山麓』(昭和16年7月30日発行)には、次のように記されている。
  「本道と泉端からの道が出合って直ぐに中ノ茶屋に出る。中ノ茶屋はその名の如くに、冨士浅間神社と馬返シの殆ど中間にある休憩小屋であって、講中の名が書いた布や札が一杯にぶら下げてある。中ノ茶屋の前で右手(西北)に行く道があり、この道は乗合自動車専用道路を横切って、北口胎内方面に行く道であって、ずっと一本道である。」




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by kaz794889 | 2014-02-14 17:55 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)
2014年 02月 09日

【冨士登山勝地漫画】 1 「浅間神社」 

【富士登山勝地漫画】
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  『冨士登山勝地漫画』は昭和8年7月10日に菅田濱次郎を編輯兼発行者として発行された書籍である。
  経本形式で一方の開きは「富士登山」、また片方の開きは「国立公園富士五湖」となっている。
  また、奥付には「勝地漫画は或る趣味の人の編輯である。1日の旅を基調として一地方、一勝地を漫画化して其の他の事蹟、名所風俗を現はした旅行案内で、見て面白く読んで地理、歴史を知る中に真にユーモアーを感じて微笑の禁じ得ざるものがある。」と記してあり、この本の他にも、「国立公園箱根遊覧」「京成から水郷」「奈良史蹟」「大和めぐり」の4種類が勝地漫画として、同じ形式で発行されている。




【「富士登山勝地漫画」の内 浅間神社】
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  「富士登山勝地漫画」で描かれている富士登山は、吉田口登山道から登山する風俗である。
  一つの場面について、写真のとおり原則左右2頁で描かれている。
  「吉田の浅間神社に参拝して身心を浄め、社殿背後の登山道を登る」と記されている。




【冨士山北口本宮浅間神社 大鳥居】
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  浅間神社正面参道入口の大鳥居である。ここから浅間神社の社殿に参拝し、社殿東側の奥にある登山門の先からが、北口登山道である。




【最新甲斐国鳥瞰図】
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  昭和2年6月5日に「著作者 山梨県農林技手 平大路義比踏査」として柳正堂(甲府市柳町)が発行した『富士山を中心とせる 甲斐国鳥瞰図』の内、北口登山道の部分である。




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by kaz794889 | 2014-02-09 21:46 | 富士登山 勝地漫画 | Comments(0)