峡陽文庫

kaz794889.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:観光案内( 19 )


2016年 03月 13日

甲府の観光土産品 おかいこ人形

【甲府 土産品のしおり】
f0191673_17594772.jpg 甲府土産品協会が昭和20年代末頃に発行した「甲府 土産品のしおり」である。
 甲府土産品協会が務めて良い土産品を提供するために推奨制度を設け、優良土産品には推奨マークを添付して販売していること。また、甲府駅前、湯村温泉、御嶽昇仙峡における、そうした推奨土産品の販売店を案内している。

 昭和25年10月の毎日新聞社主催の全国観光地百選において、御嶽昇仙峡が渓谷の部第一位となったことや、そうした背景を踏まえて昭和27年8月に、甲府市と甲府観光協会により京浜地域及び静岡方面において実施した、第一回観光キャラバン隊の巡回などの観光宣伝施策が当時は行われていた。






















【しおりの内容】
f0191673_18000478.jpg 甲府の観光土産品として、「月の雫」、「水晶」といった土産品が記されている。
 こうした土産品の殆どは、現在も販売されている土産品であるが、「おかいこ人形」については、現在では知られていない土産品ではないだろうか。
 
 「おかいこ人形」は、山梨県産の繭を材料にして作られた人形であり、昭和4年頃に繭を材料に「潮汲み」や「藤娘」などの歌舞伎人形や舞踊人形が作られ、こうした人形が「おかいこ人形」と名付けられていたが、その後、製作者が東京に転出し中断していたが、昭和26年に新たな製作者により、繭でこけしを作成したところ、当時の観光ブームから好評を得、昭和28年度の山梨県観光土産品物産展で最優秀となり、25種類程度の人形が作成されていたという。
 







にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。


by kaz794889 | 2016-03-13 20:47 | 観光案内 | Comments(0)
2015年 04月 19日

昭和30年代の甲府市観光略図

【甲府市略図】
f0191673_12335742.jpg 昭和30年代前期に、「国鉄推薦旅館甲府地区組合」が発行した甲府温泉郷案内チラシに記載された甲府の観光市街略図である。

 「山都甲府は今や湯けむり匂う温泉郷である」の標題を掲げ、甲府温泉郷の案内が記しており、石和温泉の形成以前における甲府温泉を広くアピールするチラシの内容となっている。

 甲府の名所として「舞鶴公園、酒折の宮、武田神社、信玄墓所、要害山、法泉寺、愛宕山、千代田湖、動物園、善光寺、甲府葡萄郷、昇仙峡」を挙げており、歓楽郷として銀座仲町、特殊歓楽郷として穴切町、その他に映画館、デパート、ダンスホールなども記されている。



















にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。

by kaz794889 | 2015-04-19 18:34 | 観光案内 | Comments(0)
2013年 01月 27日

南アルプスとその渓谷

【「南アルプスとその渓谷」】
f0191673_22474971.jpg
  「国民体位向上は国家百年の大計なり」の副題が添えられた山梨県発行の「南アルプスとその渓谷」の観光案内である。
  昭和12年7月の支那事変による日中戦争勃発に伴い、同年8月24日に「国民精神総動員実施要綱」が閣議決定され、9月9日には内閣訓令が出されるなど国民精神総動員運動が開始されると、消費や娯楽に対する抑制が促され、観光自粛の動きが強まってきたが、国民精神総動員運動の中で提唱された「心身鍛錬」はハイキングの奨励に、「体位向上」はスポーツ、登山、海水浴といった奨励となり、そうした状況は昭和13年1月の厚生省設置により「厚生運動」の一環としてより大規模に唱えられていった。
  「南アルプスとその渓谷」は、こうした背景を基に昭和13年頃に山梨県が発行した観光案内チラシである。




【南アルプス登山道徳】
f0191673_22481011.jpg
  前述のチラシには南アルプス渓谷案内として、濁川渓谷、尾白川渓谷、大武川渓谷、石空川渓谷、小武川渓谷、早川渓谷を掲げている他、「南アルプス登山道徳」としての5項目を左記のとおり示している。戦時中の道徳は現在とは大幅にかけ離れている面が少なくないが、登山に係る道徳(マナー、精神)については、現代にも十分にあてはまるものである。




にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。

by kaz794889 | 2013-01-27 23:32 | 観光案内 | Comments(0)
2013年 01月 20日

富士山麓スキースケート

【富士山麓スキースケート】
f0191673_22433589.jpg
  富士急行の前身である富士山麓電気鉄道株式会社が昭和9年頃発行した「富士山麓スキースケート」と題した案内チラシである。
  明治44年にオーストリア・ハンガリー帝国のレルヒ少佐により、新潟県高田の陸軍第13師団でスキーの指導が行われたことが日本のスキーの始まりと云われている。
  スキーはその後全国に普及し広まっていき、昭和10年頃には全国に200か所近いスキー場が誕生したという。
  このチラシには山梨県内の富士北麓地域におけるスキー場として、山梨県営吉田口スキー場、鳴沢高原スキー場、大出山スキー場が掲載されており、「12月下旬から3月下旬にかけて絶好の雪となり、いたるところ変化にとんだ素晴らしいスキー場となり初心者にも熟練者にも面白くかつ日帰りができます。」との案内が記されている。




【富士北麓地域のスキースケート場】
f0191673_2244617.jpg




【富士北麓地域のスキースケート旅館】
f0191673_22443322.jpg




にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。

by kaz794889 | 2013-01-20 23:04 | 観光案内 | Comments(0)
2012年 10月 08日

観光甲府の案内図と「観光こうふの印象」から

【観光甲府の案内図】
f0191673_11973.jpg



 昭和20年代の終わりから昭和30年代の当初にかけて作成されたと考えられる、「観光甲府の案内図」である。
 同年代の観光冊子等によれば、当時の甲府に特化した観光名所としては、甲府市街の甲府温泉、郊外の湯村温泉といった「湯の街甲府」、「舞鶴公園」、「善光寺」、「御嶽昇仙峡」、「武田神社」、「甲府葡萄郷」が掲げられている。

【舞鶴公園より見たる甲府市街】
f0191673_1193819.jpg



 上記の「甲府の観光案内図」と同時期頃に発行されていた「観光こうふの印象」と題する絵葉書集に収められた絵葉書の一部である、後記の絵葉書を含め、カラー写真が一般的となる時期頃まで用いられていた、白黒写真に着色を施した絵葉書である。
 甲府城の石垣上から眺めた市内の南側である。中央に写るビルは、旧甲府地方裁判所庁舎、その手前は
旧甲府警察署庁舎である。

【愛宕葡萄園より見たる甲府市街】
f0191673_1110057.jpg



 甲府葡萄郷は愛宕山南麓、善光寺、東光寺、酒折駅周辺を中心としている。
 この絵葉書は遊覧葡萄園である「愛宕園」のぶどう棚から眺めた市街である。
 手前に写るのは単線時代の中央本線と並行区間の身延線。左側に写るのは現在は統廃合した旧富士川小学校。右側の小山が甲府城である。

【謝恩塔】
f0191673_11102438.jpg



 明治44年の御料林の御下賜を記念して甲府城跡に建設された謝恩塔である。
 手前に写る噴水は、後述する舞鶴城公園整備事業が開始される以前に撤去されている。 


【「謝恩塔」絵葉書の現在】
f0191673_11104990.jpg



 「謝恩塔」絵葉書の現在である。
 平成2年からの舞鶴城公園整備事業も完了し、現在は写真の左側に残る「鉄門(くろがねもん)」の復元工事が進められている。


 
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。

by kaz794889 | 2012-10-08 12:02 | 観光案内 | Comments(0)
2012年 08月 26日

南アルプスと夜叉神峠周辺

【白根観光協会発行の観光チラシ】
f0191673_23383478.jpg
 昭和29年頃、まだ野呂川林道の夜叉神トンネル完成以前の開削中に、当時の中巨摩郡芦安村内に置かれていた白根観光協会が発行した「南アルプスと夜叉神峠周辺」と銘うった観光チラシである。




【南アルプスと夜叉神峠周辺の図】
f0191673_23383914.jpg



 南アルプスの主峰である北岳麓の広河原まで自動車の乗り入れが可能となったのは、野呂川総合開発の一環である野呂川林道が開通したことによる。
 昭和27年7月5日に当時の技術の主力を注いで着工したこの事業は、わが国最大の山岳道路と言われ、特にi夜叉神トンネルは全長1148m、幅員4.6mと、当時の林道におけるトンネルとしては、標高、全長とも全国一の林道トンネルであり、昭和29年10月30日に貫通し翌年の昭和30年10月に完成している。



にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします

by kaz794889 | 2012-08-26 00:00 | 観光案内 | Comments(0)
2012年 08月 18日

櫛形山と伊奈ヶ湖

【櫛形山観光協会発行のチラシ】
f0191673_2347296.jpg
 櫛形山観光協会は昭和26年4月に当時の野之瀬村と小笠原町商工会により発足し、昭和29年4月に野之瀬村、榊村、小笠原町が合併し櫛形町が発足した後も同町役場内に置かれていた観光協会である。




【櫛形山と伊奈ヶ湖案内図】
f0191673_23472645.jpg
 伊奈ヶ湖は櫛形山の東麓にあり、北伊奈ヶ湖と南伊奈ヶ湖の通称である。
 特に南伊奈ヶ湖は野之瀬村が8年の歳月を400万円の工費を要して昭和25年に完成した灌漑用の貯水池である。また、北伊奈ヶ湖は明治44年12月に開設された峡西電力の第二野之瀬発電所の水源として使用されていた。




にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします

by kaz794889 | 2012-08-18 23:59 | 観光案内 | Comments(0)
2012年 04月 28日

国立公園 昇仙峡 山梨交通株式会社

【国立公園 昇仙峡】
f0191673_2240450.jpg
「渓谷の美を中心として、南画の如き自然景観を誇る景勝地の代表と申されている昇仙峡は、甲府市を隔る北方九キロ担々たるドライブウェイをバスで三十分で、国立公園玄関口である長潭橋を渡って天神森に着きます。」
 昭和20年代中期に山梨交通が発行した観光チラシに記載された、国立公園 昇仙峡を案内する一説である。




【山梨県内観光交通略図】
f0191673_22405488.jpg



 当該チラシに記載されている、山梨県内の観光交通略図である。

【長潭橋附近の山梨交通バス】
f0191673_22434954.jpg
 長潭橋の手前にある、橋と渓谷撮影のビューポイント附近における山梨交通バスと長潭橋である。
 このチラシによれば、甲府駅前から昇仙峡天神森までの所要時間は30分、料金は40円である。現在もこの区間は約30分が所要時間ということだが、運賃は570円である。




【山梨交通本社】
f0191673_22445197.jpg



 甲府駅前にある昭和20年代の山梨交通本社である。
 バスのりばの建物がある場所は、現在、山交百貨店が建てられている。また、奥の「電車のりば」は、昭和37年6月に廃止された山梨交通電車の乗り場である。
 現在その跡は、山交ビルとなっている。

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします

by kaz794889 | 2012-04-28 23:19 | 観光案内 | Comments(0)
2011年 10月 23日

夜の甲府 

【夜の甲府】
f0191673_19235445.jpg


 甲府市観光協会が昭和30年代前半に発行した「夜の甲府」と題する観光案内チラシである。

【甲府駅前通り】
f0191673_1925534.jpg


 「夜の甲府」の中に掲載されている夜の甲府駅前である。
 左側に写る「東洋堂のビスケット」のネオンがある建物の場所が、当時の山梨交通バスのりばであり、現在、山交デパートの建っている場所である。高い建物のためこの風景を甲府駅前から現在は見ることができないが、甲府城跡に建つ謝恩塔もライトアップされており、今以上に当時の山梨県民には謝恩塔の印象が深かったのではないだろうか。
 
【「夜の甲府」観光チラシの内容】
f0191673_19254121.jpg



 観光チラシには、夜の歓楽街、甲府芸妓、湯村芸妓、映画館案内等について掲載されている。
 創業明治18年「割烹 望仙閣」の広告が掲載されているが、戦後、望仙閣は太田町公園内から市街の甲府市桜町3番地で営業を継続していた。

にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします

by kaz794889 | 2011-10-23 19:50 | 観光案内 | Comments(0)
2011年 09月 25日

山と釣の韮崎市

【「山と釣の韮崎市」】
f0191673_18545538.jpg


 韮崎市は昭和29年10月10日に韮崎町、穂坂村、藤井村、中田村、穴山村、円野村、清哲村、神山村、旭村、大草村、竜岡村の1町10か村が合併して市制施行している。
 この観光チラシは合併後の早い時期に、韮崎市観光協会と韮崎市役所により発行されたものである。

【韮崎市附近観光案内図】
f0191673_18552387.jpg


 南アルプス、金峰山、甘利山などの山々を中心に、武田八幡神社、願成寺、新府城などを名勝地や名所として紹介している。
 また、観光韮崎市として「中央線を新宿から三時間半県都甲府から20分で観光韮崎市の玄関口韮崎駅に着く、駅頭に立てば頂上に残雲の南アルプスの連山もすぐ目の前に大きく影じ、左に甲府盆地をへだて御坂の山々の上に秀麗不二の雄姿を見ることができる」と記している


にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします

by kaz794889 | 2011-09-25 19:35 | 観光案内 | Comments(0)