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カテゴリ:温泉( 6 )


2014年 03月 31日

甲府温泉

【甲府温泉の観光チラシ】
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  「県庁所在地の中心部に温泉が湧く都市は、全国でも数すくないが、本市は市内いたるところに温泉が湧き、いわば市内全体が温泉場になっており、本市の観光事業はこの温泉を主体とした構想のもとに、幾多の変遷を経ながら今日まで発展し、かつ今後もこれによってますます伸びようとしている。」
  昭和30年代に甲府温泉について記されたものであり、その状況は観光資源の一つとして甲府温泉にかける当時の様子をうかがい知ることができる。
  写真のチラシは昭和30年代中ごろに、甲府温泉旅館組合が発行した「甲府温泉」の観光チラシである。




【観光チラシの内容】
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【甲府温泉郷 案内図】
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  昭和29年頃の甲府温泉郷の案内図である。
  現在、甲府温泉を名乗るのは「古名屋」と「談露館」の両ホテルのみとなったが、かつての甲府市街地には源泉から分湯した、甲府温泉を名乗る多くの旅館が存在していた。




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by kaz794889 | 2014-03-31 23:07 | 温泉 | Comments(0)
2011年 06月 26日

塩山温泉

【塩山温泉郷】
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 塩山温泉は塩山(しおのやま)の東麓、塩川の畔にあり大菩薩峠の登山口として有名である。
 その起源は、南北朝時代の康暦2年に向嶽寺開山の抜隊禅師が諸国を行脚してこの地を訪れ、甲斐国の気候が悪いためこの地の住民が山気に苦しめられているのを見て、これを救おうと仏神祈願したところ、忽ち霊泉が湧出したとの伝説が伝えられている。
 江戸享保時代頃は冷え性に特効があるため年間一万人の湯客があり、特に5月から8月にかけてが繁忙時期であった。
 現在は7軒ほどの温泉旅館が営業している。



【塩山温泉 廣友館】
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 廣友館は元湯として塩山温泉の中で最も古い旅館であり、現在も温泉旅館として営業している。



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by kaz794889 | 2011-06-26 16:54 | 温泉 | Comments(0)
2009年 10月 03日

下部温泉

【信玄公かくし湯 下部温泉御案内】
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 南巨摩郡身延町にある下部温泉は、身延線下部温泉駅附近と常葉川支流の湯川上流附近約1㎞にわたる温泉郷である。
 下部温泉の起因は、景行天皇の代、甲斐の国造、塩海足尼(シオミノソコネオ)が国内巡視の際に霊湯を発見し、その姓をとって塩部(下部)の湯と名づけたことによると伝えられている。
 一般的には、武田軍の負傷兵を療養された湯といわれ、武田信玄の隠し湯として古来から広く知られている。
 下部温泉は江戸時代には東河内領の下部村に属し、化政期の戸数は34戸であったという。明治11年には、常葉地区を中心とする富里村となり、昭和31年9月30日に富里村、古関村、久那土村及び共和村の一部が合併し下部町となったが、平成の市町村合併により下部町は中富町とともに身延町と合併し、現在下部温泉は身延町に属している。
 
  なお、左の観光案内は下部温泉の旅館組合が昭和初期に発行したものである。


【紅葉の旅 「富士身延鉄道発行の観光チラシ」より】
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━「下部温泉」 吉田初三郎画伯筆━
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 「温泉郷の風光」と題する山梨県内の温泉地(甲府温泉、湯村温泉、下部温泉、山梨の温泉と景勝交通図)を吉田初三郎が描いた4枚1組の絵葉書の中の一枚である。

【下部温泉案内】
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 下部川に沿った下部温泉郷の案内図である。
 案内図の中には現在も営業している老舗旅館の名前も少なくない。

━甲州銘湯下部鉱泉場━
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 明治43年頃の下部温泉である。
 明治43年4月にに発行された、田山花袋編『新撰 名勝地誌 巻二』は、「下部温泉」について次のとおり記している。
 「富里村下部にあり。郡中著名の温泉にして、地は群山しょう立の中、東に河流を帯び、西北は山麓を負ふ。浴舎7、8戸あり。道路甚だ不便なれども、温泉の清潔の著しきによりて、浴客一ヵ年平均二万五千人を下らずといふ。鰍沢町よりは舟によりて福井、下山にくだり、対岸の八木沢より、常葉川に沿ひて山に入るべし。

━甲州西八代郡富里村下部鉱泉場 大森館ノ景━
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 前記の絵葉書と、ほぼ同位置から写した明治後期から大正初期に写した情景である。

━甲州西八代郡富里村下部鉱泉場 二ノ橋之景━
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 大正4年頃の情景である。

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by kaz794889 | 2009-10-03 20:52 | 温泉 | Comments(0)
2009年 01月 11日

甲州 積翠寺温泉

【積翠寺温泉案内図】
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 積翠寺温泉は甲府駅から北方に約6km、要害山の麓にある閑静な山の湯です。
 要害山は永正17年に武田信虎が本城を築営した場所で、安山岩を基盤としており、その下から湧出している温泉を古くから使用し、武田信玄も傷病将士をこの温泉に入湯させるなど、昔しから信玄の隠し湯としも言い伝えられており、古くからリウマチ、神経痛などに効果がある温泉として知られています。
 積翠寺温泉には要害山麓にある「要害」、養曽山麓にある「古湯」の二つの温泉旅館があります。
 
【「要害温泉旅館」案内】
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━甲州積翠寺温泉(信玄公かくし湯)要害温泉全景━
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 要害山麓にある旅館、「要害」の全景です。


━甲斐リウマチの名湯積翠寺(古湯)正面━
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 養曽山麓にある旅館、「古湯」の正面です。

━甲斐ノ霊湯養曽温泉<積翠寺古湯>全景━
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 養曽山麓にある「古湯」は、養曽温泉とも言われていました。

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by kaz794889 | 2009-01-11 17:44 | 温泉 | Comments(0)
2008年 12月 10日

山梨の温泉

 「温泉は風景資源と相まって天与の観光主要資源である。わが山梨は名山秀峰に囲まれたこの大自然の中に幾多の温泉が分布している。」
 山梨の温泉を史料とともにご紹介していきます。

━山梨県温泉 観光案内━f0191673_2338368.jpg
 山梨県衛生課内にあった、山梨県温泉協会が発行した山梨の温泉案内です。
 県内の温泉地として、新興甲府温泉、新興湯村温泉、下部温泉、塩山温泉、増富ラジウム温泉、西山温泉を始めとした温泉地が、この温泉案内に示されています。



━山梨の温泉と景勝交通図━
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 山梨温泉協会が発行した「温泉郷の風光」と題した4枚一組の絵葉書の中の一枚で、図案は鳥瞰図絵師、吉田初三郎が描いています。
 甲府温泉、下部温泉、西山温泉、大藪温泉、湯村温泉、増富ラジウム鉱泉、塩山温泉、田野温泉、嵯峨塩温泉が描かれていました。
 
 今後は、折に触れて山梨の温泉について紹介させていただきます。


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by kaz794889 | 2008-12-10 23:30 | 温泉 | Comments(0)
2008年 10月 06日

新興の甲府温泉

【泉都甲府】
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 鳥瞰図絵師、吉田初三郎が描く「泉都甲府」です。
 夜の灯りがともる甲府市街に、温泉の湯煙を描いています。
 
 昭和9年5月に、湯村山麓の万寿森での温泉湧出成功を目にした甲府市内の旅館や温泉業者が温泉掘削を始め、昭和11年から12年の間に相次いで温泉湧出に成功し、市内の主要旅館が内湯を設け、銭湯も温泉を掘削するなど、市街に温泉が湧出し甲府温泉が形成されていったようです。



【新興の甲府温泉】
 『新興の甲府温泉』のチラシには、「甲府十一萬の街の中央各所に最近高温度の温泉が湧出してゐる。中央線が電化して、新宿━甲府間は僅か三時間余り、観光に、商用に甲斐路の往くさ帰へるさに、その旅情の疲れを慰めることの出来る観光都市にふさはしい、恵まれた唯一の温泉郷である。」とあります。
 こうした、観光や保養をメインとしながらも、「新興の甲府温泉」のタイトルの下にある『体位向上 温泉報国』の文字が、来るべき次の時間を暗示しているように感じます。

-甲府温泉旅館連盟発行-
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 -甲府市役所 甲府観光協会発行- 

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by kaz794889 | 2008-10-06 23:54 | 温泉 | Comments(0)