峡陽文庫

kaz794889.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2014年 11月 02日

「忘るな、北杜の災害記憶」展

【北杜市郷土資料館で開催中の同展チラシ】
f0191673_12251836.jpg  北杜市郷土資料館で開催(平成26年7月26日~11月16日)されている「忘るな、北杜の災害記憶」展を昨日観覧した。
  同展は7月から開催されているが、後期展示期間である9月9日から11月9日までの間、宮内庁書陵部所蔵の「山梨県暴風雨被害関係資料 明治31年」が展示されるとのことから、この時期を選んで訪れてみた。

  同展のチラシには「急峻な山岳を擁する北杜市は、明治以降の風水被害だけでも市内に大きな爪痕を残した歴史が複数確認できる。一方でここ30年程、市内における甚大な被害の記録が見当たらず、若い世代や新たに移り住んだ者には大きな災害の記憶はないといえる。本展では災害を乗り越え、治山治水に尽力した先人の知恵を学ぶとともに、現在の防災への取り組みを紹介していきます。」といった趣旨が
記されている。

 山梨県内でも北巨摩郡内が最も被害大であった明治31年9月の災害に関する前述の宮内庁所蔵資料や昭和18年の集中豪雨による三分一湧水の埋没などの戦前期における災害。
 また、戦後期における7号台風や15号台風(いわゆる「伊勢湾台風」)による旧武川村の被害を写した写真や関連文書、また下流で発見された流出した橋の親柱など、興味深い資料が展示されている。
 
 北杜市郷土資料館では、これまでも北杜市内の産業や生活に関する事項を深堀りした企画展示がなされ、以前から興味深く観覧している、今後も北杜市に関連するこうした企画展示が続けられることを期待したい。







【七号台風の山梨県内縦断を伝える山梨時事新聞】
f0191673_12252647.jpg 山梨県内に甚大な被害をもたらした、7号台風の県下縦断を伝える、昭和34年8月15日付けの「山梨時事新聞」である。
 
 昭和34年8月12日に前線が活発化し集中豪雨が予想されたことから、同日18時に甲府地方気象台から大雨注意報が発せられたことから、山梨県水防本部は第一配備態勢を指令し、県内の水防団体は同日夜から徹夜の警戒に入ったという。この頃、7号台風がマリアナ東方洋上に発生している。
 同日夜、甲府盆地では一旦雨が止んだが、県東南方面では豪雨が続き、翌13日早朝までに豪雨は盆地東部山岳地帯に順次移動、その後、更に北上し昼から午後にかけて甲府盆地、北巨摩郡(現在の北杜市)方面まで大風となったが、同日午後には峠を越した思われていたが、15時頃から7号台風の影響下に入り次第に雨が強くなり、14日の午前3時には最大ピークを迎え、8時半頃まで連続の暴風雨だったという。





にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山梨情報へ ブログをご覧いただきありがとうございます。峡陽文庫のブログ運営の励みとなります、ご覧の都度1日一回、左の『「山梨情報』をクリックいただけますようお願いいたします。

by kaz794889 | 2014-11-02 14:11 | Comments(0)


<< 若尾公園の痕跡      太宰治と甲府 4 【御崎町の太... >>