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2014年 10月 19日

吉田初三郎の描く 夜の(甲府)銀座通り

【夜の銀座通り 吉田初三郎画伯筆】
f0191673_15390763.jpg 大正広重といわれ鳥瞰図で有名な吉田初三郎が描いた「夜の銀座通り」は、全日本産業観光甲府大博覧会事務局により発行された「甲府景勝絵はがき」と題する五枚一組の絵葉書の中の一枚である。
 全日本産業観光甲府大博覧会は斎木逸造甲府市長時代に甲府市制五十周年を記念し、昭和13年3月25日から5月13日までの五十日間、甲府市主催、山梨県、甲府商工会議所後援により舞鶴城公園とその附近及び遊亀公園を会場として開催を計画していたが、昭和12年7月7日の日華事変勃発により同年8月に開催中止が決定した幻の博覧会である。
  






















【観光都市・甲府 繁華街銀座通り一角】
f0191673_15391173.jpg 前記の「夜の銀座通り」と同じアングルの絵葉書である。
 奥に写る六階建てのビルは昭和12年10月2日に開店した松林軒百貨店である。また、手前の梅林堂は和菓子店であり階上は喫茶部となっていた。  
 甲府銀座通りは、戦前期の甲府市街における繁華街の一つであり三日町から西側に伸びる通りの突き当りは春日町の甲府館(映画館)である。


























【甲府銀座通りの東側入口】
f0191673_15391661.jpg 現在の甲府銀座通り東側入口である。
 この入口から西側の入口まで、甲府銀座通りはアーケードで覆われている。入口右側の空地の位置には。昭和16年に第十銀行と合併した有信銀行本店があった場所である。



















【現在の甲府銀座通り】
f0191673_15392446.jpg 甲府銀座通りは甲府空襲で両側の店舗が全て焼失しているため、戦前期の建物は現在全く残されていない。また、終戦後アーケードが掲げられたため、かつての雰囲気を感じることは難しい。
 写真の左側に青色の宣伝のぼりが掲げられた柱の先が、かつての梅林堂のあった位置である。



















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by kaz794889 | 2014-10-19 16:56 | Comments(0)


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