2014年 06月 14日

甲府電車軌道株式会社 2

【甲府電車軌道株式会社 線路略図】
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  大正13年9月に発足した甲府電車軌道株式会社は、前年に買収した山梨軽便鉄道の軌道譲渡申請が正式に認可された大正14年1月から、正式に同鉄道が有していた馬車鉄道線を承継するとともに、動力源の馬から電力に転換する動力変更と電車軌道敷設の認可申請を目指すこととなった。
 その結果、大正15年8月に甲府、鰍沢間の軌道敷設の免許交付を受けるとともに、昭和2年4月3日の臨時株主総会において、馬車鉄道の内、甲府・鰍沢線は同年5月末を以て廃止、甲府・石和線は電車開通までの営業継続を決めている。




【第一期事業 鰍沢線】
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  甲府駅前を起点として玉幡、今諏訪、倉庫町、小笠原を経て鰍沢に達する路線であり、前述の臨時株主総会において、工事着工は用地買収完了を待って着手し、遅くとも富士身延鉄道(現在のJR身延線)の全通予定時期である昭和3年3~4月の完工・開通の方向付けがなされたが、同線の甲府市内区間として計画した甲府駅前から柳町、相生町、寿町を経て荒川橋に至る間は道幅が狭く、カーブ地点に難点があるため、コース変更が必要となること。また、釜無川に架かる開国橋の架橋に施工技術上の問題点があるなどしたため、最終的に施工認可がなされたのは昭和3年7月24日であり、申請を行った大正15年10月から概ね2か年の期間を要している。
  なお、同線の建設にあたっての軌道敷設契約は昭和3年10月に。また、昭和4年1月16日に貢川駅建設予定地において鍬入れ式がなされ、「甲府駅前」と「甲斐青柳」間の全通は昭和7年12月27日である。




【第一期事業 石和線及び市内線】
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  山梨軽便鉄道の鉄道馬車線を承継した甲府・石和間は、昭和3年7月1日の電鉄開業までを条件に営業休止され、昭和4年4月4日に工事方法変更の認可申請が正式に提出されたが、資金難の問題などにより完成には至らなかった。




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by kaz794889 | 2014-06-14 13:14 | 鉄道 | Comments(0)


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