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2013年 01月 06日

甲斐武田氏発祥の地 2 「湫尾神社」

【「甲斐武田氏発祥の地」石標】
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  武田氏館跡の北西にあたる断崖上に鎮座する湫尾神社(ぬまおじんじゃ)前に建つ「甲斐武田氏発祥の地」と刻まれた石標である。



【湫尾神社正面】
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  茨城県ひたちなか市武田字塙584番地に鎮座する、湫尾神社の正面である。
  湫尾神社について『茨城県神社誌』によれば、祭神は素戔嗚命、慶安元年9月再興の棟札を蔵し、再興した際の社名は武田郷の鎮守である武田大神宮を称し」とある。
  また、水戸藩における宗教統制政策により寛文6年の一村一鎮守制の令達発出に先だつ神社整理の基準として寛文3年に作成された「鎮守開基帳」には沼尾明神と記され、その後、現在の湫尾神社に社名が改められている。
  創建年代は明らかではないが、『勝田市史 中世編』には神社の起源として「湫尾神社の由緒は明らかではないが、『常陸風土記』の香島郡の条にみえる、香島神郡の沼尾の社や沼尾の池との関連が考えられる。おそらく、中臣則頼がこの地を開発したとき、武田溜を香島の沼尾の池になぞらえて、湫尾神社を建立したのであろう。」と記しておるなど武田氏との関係が考えられるとのことである。



【湫尾神社拝殿】
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  拝殿は入母屋千鳥破風、軒は唐破風造り、屋根はひたちなか市内で唯一の茅葺であるという。




【湫尾神社本殿】
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  本殿は流れ造り銅板葺である。




【湫尾神社境内①】
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  拝殿を背に神社正面方向に向けた境内の様子である。




【湫尾神社境内②】
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  本殿の裏側から見た境内の様子である。なお、本殿裏が「武田氏館(たけだうじやかた)」である。




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by kaz794889 | 2013-01-06 13:41 | Comments(0)


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