峡陽文庫

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2012年 09月 17日

玄法院の鐘楼


【写真① 玄法院裏の路地と鐘楼】
玄法院の鐘楼_f0191673_5575476.jpg

 写真①は、「写真の場所を教えてください」の標題で平成23年12月23日に峡陽文庫に掲載したものであり、掲載後、S氏とY氏からご教示いただき場所の特定に至ったものである。この場を借りて改めて感謝申し上げる次第である。
 
 写真の場所は、甲府市天神町の真言宗寺院、法性山玄法院の裏側(北側)路地であり、写真の先に写る建物は玄法院の鐘楼である。


【写真①の現在】
玄法院の鐘楼_f0191673_5584517.jpg




【玄法院の正面】
玄法院の鐘楼_f0191673_603478.jpg



【写真② 明治期の玄法院全景】玄法院の鐘楼_f0191673_61790.jpg
 写真②は明治期における玄法院の全景である。
 上部右側に描かれている高楼が写真①に写る鐘楼である。この鐘楼は、明治25年に建設された高さ15mの建てものであり、昭和20年の甲府空襲で境内の主要な建物は焼失した中で鐘楼は焼失を免れたものの、終戦後、老朽化などから取り壊されている。


【写真③ 「時の鐘」とされていた玄法院鐘楼】
玄法院の鐘楼_f0191673_614254.jpg
 写真③は『明治・大正・昭和写真集 甲府90年』(昭和56年3月・甲府市発行)に「時の鐘(愛宕町英和短大の西方)」として掲載された写真であるが、「甲府には愛宕町、いまの境町踏切を渡った右手の高台に<時の鐘>があって、時を報じていた。」と同書に記された時の鐘とは異なる、写真①の玄法院の鐘楼である。
 【※ 掲載された写真の説明が異なる旨の指摘は、既に伝えられているものである。】 






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by kaz794889 | 2012-09-17 07:12 | Comments(0)


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