2011年 09月 24日

甲州特有名産 煮鮑


【魚亀商店 煮貝の表装紙】f0191673_19362316.jpg



 山梨県の特産品である鮑の煮貝については、「徳川時代、駿河方面から甲州に入る貝の腐敗を防ぐため、煮込んだものを樽につけ、馬の背で揺られてくるうちに、下地が会に沁み込み、甲府に到着する頃には非常に美味くなっていたことから甲州の名物となった。」というのが煮貝の経緯として広く伝わっているところであるが、そもそもの嚆矢については定かではないようである。
 
 煮貝は前述のとおり甲州の名産となっているが、一方では明治から昭和戦前期において発行された、峡陽文庫架蔵の各種「案内記」(現在の観光ガイド的な案内書)などを見ても、煮貝が甲州の特産品としての記載が認められない状況である。
 甲府を訪れた当時の旅行者の立場で考えた場合、当地からの持ち帰えりに時間を有すること、またその価格が高価であることなどが、その理由ではと考えられるところである。
 
 上記の表装紙は、甲府市八日町25番地に所在した影山亀次郎が経営していた魚亀商店のものである。


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by kaz794889 | 2011-09-24 20:06 | Comments(0)


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