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2011年 06月 11日

迪幽小尾先生之碑

【西教寺墓地】
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 甲府市中央5-5-28の児童遊園地は、その敷地内に秋葉神社が鎮座するため地域の人から「あきばさん」と呼ばれ親しまれている。
 寺院の建物はないが、この場所は浄土宗内田山西教寺のあった場所であり、秋葉神社の社殿南側の奥には教安寺が現在は管理する西教寺の墓地が残されている。

【西教寺墓地内の小尾迪幽画伯】
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 小尾迪幽(明治32年~昭和11年9月24日)は甲府市出身の独学の日本画家であるが、少年期の生い立ちなどの詳細は不明である。
 小尾の青年期である甲府在住時代は当時の山梨県衛生課長であった渡辺啓次郎の助力により画業に専念していた。
 昭和6年の夏、当時東北帝国大学の衛生学の教授であった近藤正二博士が紫外線測定のため長野県奥蓼科の温泉旅館に滞在中、当地を写生旅行で訪れていた小尾を知り、その画才の非凡なるを惜しみ、近藤博士は小尾を仙台に招いている。
 以降3年間、小尾は仙台で制作活動を続けていたが、持病である地方病が悪化し昭和8年には甲府へ帰郷し療養に努めていたが昭和11年に38歳で亡くなっている。
 西教寺の墓地内にある小尾の墓と、その傍らに建つ「迪幽小尾先生之碑」は近藤博士ら東北帝国大学の教授15名によって昭和13年9月に建立されたものである。
 なお、石碑の側面には東北帝国大学の教授時代に小尾から画を習っていた、土井晩翠の筆による歌が刻まれている。 

【小尾迪幽画伯遺作展の冊子】
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 近藤博士が秘蔵してきた小尾迪幽画伯の作品を中心に、昭和50年5月26日から3日間、山梨県民会館地下展覧会場で開催された、「郷土画家 小尾迪幽画伯遺作展」の冊子である。



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by kaz794889 | 2011-06-11 16:41 | 石碑 | Comments(0)


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