2010年 09月 11日

笹子餅

【笹子駅前の「みどりや」】
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 「笹子餅」は甲州街道に面した笹子駅前にある「みどりや」が販売しているヨモギ大福である。
 従来は甲州街道最大の難所である笹子峠を越える旅人の力餅とされてきたとのことであるが、大月駅から甲府方面に中央本線が延伸された明治36年から「笹子餅」として売り出されたようである。

【昭和10年頃の笹子餅】
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 明治36年に開業した中央本線笹子駅は、昭和41年12月に複線化により廃止されるまで、スイッチバック式の駅であった。
 このため列車の停車時間も長く、かつては笹子駅のホームにおいて、その停車時間に笹子餅が売られていた。
 現在も北海道では大沼公園駅の「元祖大沼だんご」、深川駅の「ウロコダンゴ」、小沢駅の「トンネル餅」、札幌駅の「柳もち」などが、笹子餅と同様な名物甘味として駅構内で販売されているようであるが、こうした餅類の販売ルーツは、平成5年頃まで北陸本線金沢駅で販売されていた「柳もち」であったとのことである。

 中央本線は昭和6年に東京、甲府間が電化されており、上記写真の笹子餅の図柄も、伊藤博文による「因地利」の扁額が掲げられた笹子駅側口から東京方面に向かう電気機関車が牽引する列車と架線が描かれている。

【笹子餅の現在のパッケージ】
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 笹子駅は現在は無人駅であり売店もないことから、笹子駅の構内で笹子餅を求めることはできないが、販売元である駅前の「みどりや」で購入することとなる。
 また、中央本線の特急列車内の車内販売などで購入は可能である。

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by kaz794889 | 2010-09-11 17:55 | Comments(0)


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