2009年 12月 30日

甲州文庫特別展示会

【甲州文庫特別展示会目録】
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 甲州文庫特別展示会は、第五回読書週間に際し昭和26年11月1日から7日までの間、山梨県教育委員会発足3周年、山梨県立図書館開館20周年を記念し県庁構内当時の山梨県立図書館において開催された。
 特別展示会の開催について、展示会目録のはしがきには「創立以来、既に幾多の郷土資料を擁する山梨県立図書館は、この目的を更に一段と強化するため今回かねて本県文化史上貴重な資料として知られる公衆文庫を移譲され、先般無事搬入を了りました。この文庫は、総数約二万余点にのぼる過去三百年余に亘る山梨文化の一大集成である…」と記している。 


【旧山梨県立図書館庁舎】
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 写真は、昭和26年11月に甲州文庫特別展示会が開催された山梨県立図書館の旧庁舎である。
 甲州文庫は中巨摩郡豊村(現在の南アルプス市)出身の功刀亀内が大正8年から昭和26年までの30余年間にわたり山梨県内外において収集した山梨県に関する近世から近代にかけての資料であり、その数は21,986種、個々の資料数で約二万数千点に及ぶ一大庶民生活資料群である。
 功刀亀内から山梨県に移管され、保存機関とされた山梨県立図書館に甲州文庫が到着したのは昭和26年10月9日である。
 なお、甲州文庫は現在、山梨県立図書館から山梨県立博物館に移管されている。

【功刀亀内からの葉書(表面)】
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 山梨県立図書館に移管される以前、昭和13年8月に東京市下谷区上野桜木町の功刀亀内から発出された葉書である。



【同(裏面)】
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 山縣大弐の著作であり、現在も甲州文庫の資料として管理されている、『華曇文字考』上・下巻の借用依頼に対し、別便の小包として依頼人に送付した旨を伝える内容である。
 山梨県立図書館への移管前から、甲州文庫の存在は山梨県内の識者に知られていたものである。
 また、山縣大弐を祀る山縣神社(甲斐市篠原に鎮座)に現在も所蔵されている『華曇文字考』(写本)は、この際に借覧し書写したものである。




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by kaz794889 | 2009-12-30 15:08 | Comments(0)


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