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2009年 08月 22日

国産愛用 甲府勧業博覧会

【国産愛用 甲府勧業博覧会 記念絵葉書】
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 昭和4年11月21日、金解禁に関する省令が公布され、翌5年1月11日から金解禁が実施された。
 当時は為替相場が低下する傾向の中、円を切り上げる方向での金本位制度復帰となったため、円高による増加が見込まれる輸入を抑え、輸出の増加を図るため日本の産業界全般にわたる合理化が必要となり、政府は商工省の外局として臨時産業合理局を設置し産業合理化を進めていく中、その一環として昭和5年6月3日に国産品愛用運動が政府通牒された。
 こうした背景のもと、昭和5年9月22日から10月31日までを開催期間として『国産愛用 甲府勧業博覧会』が、第一会場を舞鶴公園(甲府城址)、第二会場を太田町公園として開催された。


【国産愛用 甲府勧業博覧会の入場券】
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 博覧会の入場料は20銭であった。



━第一会場 正面━
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 甲府城址の入口である、遊亀橋のたもとに設置された、第一会場の正面入口である。

━第一会場━
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 甲府城址の鍛冶曲輪(城内の広場)に設置された展示棟である。

━第一会場 大礼館━
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 昭和3年に行われた、昭和天皇の即位の大礼に関する展示棟である。

━第一会場 台湾館━
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 当時は日本の統治下にあったことから、国産品愛用の一環として設けられた台湾についての展示棟である。

━第二会場 正面━
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 太田町公園に開設された国産愛用甲府勧業博覧会の第二会場正面入口である。
 左に写る展示棟が機械館、その右の三角形の建物は第二会場の本館である。

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by kaz794889 | 2009-08-22 21:48 | 博覧会 | Comments(0)


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