2009年 05月 10日

【山梨・観光アーカイブス 4】 一府九県連合共進会と案内書

 明治39年10月1日から11月10日までの間に開催された、山梨県主催一府九県連合共進会については、既に当ブログにおいても紹介しているところである。
 連合共進会の開催は山梨県の産業や文化の進展を促進させ、人々の見聞を広く開かせることを目的の一つとしているが、明治36年6月に中央本線甲府駅の開業後、同39年6月には塩尻まで中央本線が延伸し、甲府駅から篠ノ井線の松本駅までがつながるなど鉄道網の整備を背景とし、連合共進会の開催を機に山梨県の自然を売り出し観光開発や発展も意図された。

━山梨県主催一府九県連合共進会記念━
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 当時の山梨県知事 武田千代三郎(上記右側の人物)は「共進会知事」とも言われ、全国に山梨県を紹介することを積極的に行っていた。

━共進会模擬天守閣と展示棟━
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 連合共進会の開催期間中、北巨摩郡菅原村の白須御料林茸狩隊、天目山及び勝沼探勝隊、富士裾野探勝隊、御嶽黒平探勝隊などの探勝隊を募集し山梨県内の景勝地を尋ねるなど、県内景勝地の開発と宣伝に関する嚆矢的な企画がなされていた。


 こうした連合共進会の開催に併せて、県内の景勝地に関する案内書が発行された。
【山梨県案内】
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 『山梨県案内』は小林彦太郎の編纂により明治39年10月1日に山梨日日新聞又新社から発行された、約200頁の県内景勝地及び連合共進会に関する案内書である。

【甲斐の栞 附名所写真図f0191673_11512677.jpg


 『甲斐の栞』は佐野通正の編纂により明治39年10月1日に柳正堂書店から発行された、県内景勝地に関する48頁の案内書である。

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by kaz794889 | 2009-05-10 13:01 | 山梨観光アーカイブ | Comments(0)


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