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2009年 02月 20日

印傳屋上原勇七

 印伝という言葉は、その製造手法とともに印度から伝わったといわれている。鹿皮を特殊な方法でナメして装飾した、皮革製品として特色のあるものであり、古くから甲府の特産となっている。

【本家 印傳屋上原勇七】
印傳屋上原勇七_f0191673_22572351.jpg


 甲州印伝の総本家である甲府市八日町、印傳屋上原勇七の石版画である。
 現在もこの場所(甲府市中央3-11-15)で営業しており、描かれている通りは旧甲州街道である。

━甲州印傳製造水晶細工本店 上原勇七商店之景━
印傳屋上原勇七_f0191673_2253299.jpg


 この建物は明治8年に建設されたものであり、木造2階建の土蔵造りであったが、正面2階にはベランダが設けられ、手すり、円柱、窓などの意匠に疑洋風建築(いわゆる藤村式建築)の特長を有する、日本建築といった風情であったが、昭和20年の甲府空襲で焼失している。
 これは明治40年代頃の情景である。

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by kaz794889 | 2009-02-20 23:29 | 史料 | Comments(0)


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